復職支援プログラムの実情

看護師の仕事は、結婚や育児、親の介護など何らかの理由で離職する人が多い。専門職だけに一度仕事を離れてしまうと、復職するのが難しいという声も決して少なくないのが現状だ。しかし、看護師はその他の一般的な職業と比べれば、給料が良い方である。また、3年以上の月日をかけて取得した国家資格だけに、眠らせておくのはもったいないという意見もあるだろう。看護師の復職支援プログラムとは、一度現場を離れてしまった看護師が余計な心配をせず、スムーズに復職できるように作られた制度だ。潜在看護師の復職は、看護師の人材不足を解消するために欠かせないポイントだといえるだろう。

復職支援プログラムを実際に行っている機関や事業所としては、全国各地の地方自治体や各県の看護協会、比較的規模が大きな医療機関などが挙げられる。実際に復職支援プログラムの内容を見てみると、期間は1日だけのものや、1週間受講が必要なケースもあるようだ。内容の充実度も異なっており、座学研修だけのケースもあれば、実技研修を受けられるものもある。さらに、受講にあたってはいくつかの条件が設定されているケースも少なくない。例えば、都道府県や地方自治体の主導でプログラムを行う場合、指定された地域の病院に勤めることが前提になっている。医療機関が単独で行う場合は、間違いなくその職場で働くことが条件となるだろう。看護師の復職支援プログラムは、潜在看護師の発掘において重要な役割を果たしている。